こんにちは!
今日も今日とて成年後見人について書いていきますよ~
今回は成年後見人と親族について書いていこうと思います!
それではどうぞ~
成年後見人と親族
私は、本人のことを理解している親族が成年後見人に就任するのが一番良いのではないかと考えています。
しかし、親族がいないケースや親族はいるが関係が希薄だったり仲違いしているケースなど、親族が成年後見人に就任することが難しいときには、我々司法書士などの専門職が就任するしかありません。
また、一度は親族が成年後見人に就任していたが、成年後見人としての仕事をきちんとこなしていないために解任され、専門職が就任するなんてケースもあります。
私が成年後見人に就任しているものは、殆どが親族はいるが関係が希薄だったり仲違いしているものです。
このようなケースでは本人に対する関心が薄いので、成年後見人が就任することに対しても大して興味をもっていないことが多いように思います。
しかし、成年後見人の権限には限界があり、どうしても親族の手助けが必要なときがあります。
なので、専門職は親族と適度な距離を保ちつつ良好な関係を築かなければなりません。
親族と共に本人の生活を守っていくのが成年後見人の仕事です。
↓親族の協力が必要な「医療同意」について書いています。是非読んでみてください。
しかし、稀に親族のなかには成年後見人に対して敵対心をもって接してくる人もいます。
その親族の気持ちは分からなくもありません。
いきなり知らない第三者が家庭にズカズカと入ってきたらそんな気持ちにもなるでしょう。
でも、こちらも仕事は仕事。
成年後見人としての仕事を全うしないと大変なことになります。
なので、親族から本人の通帳を渡せとか、お金を寄越せとか言われてもそれには応えられません。
成年後見人は本人のために
成年後見人は本人のためにその仕事を為します。
親族のためではありません。
親族間で遺産分割協議を行うときには本人の代わりに成年後見人が協議に参加しますし
本人の不動産を売却するときには本人の代わりに成年後見人が判断し手続きを行いますし
本人の財産は本人のために管理します。
成年後見人は親族のために仕事をしているわけではありませんので、親族の利益や都合と反するときがあります。
本人のためだから!家族だから!と言われても成年後見人としてはダメなものはダメなのです。
飽くまでも本人の利益を損なうようなことは親族から言われても行うことはできません。
成年後見人はたいへん
成年後見人としての考え方を分かっていただけたと思います。
なんで今回このような話を書いたのかというと、、、
私が初めて親族とのごたごたに巻き込まれそうになっているからです。
本人と一緒に暮らしている親族と協力して、本人が過ごしやすいように今まで動いてきたのに、ぽっと出の別の親族から非難されるようなことを言われています。
本人の財産を返せ!私が管理する!
何で私の知らないところで代理人が就くことになったのか!
突然、事務所に来て面と向かってこのようなことを言われたり
関係機関に行って私が横領しているとか吹聴しているという情報も入ってきています、、、
申立は市長申立なので私に言われても困りますし、横領なんてもちろんしていません。
根も葉もない嘘ですが、言われるのは気分が悪いですね。
マジで勘弁してほしい、、、
はぁ、、、
今日はこれで終わります^^;
↓成年後見人になぜ専門職が就任するのか書いてますので良ければ読んでみてください。
↓たいへんな成年後見人の報酬は、、、?
↓成年後見人にについて知りたい方は読んでみてください。
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